日本庭園の種類とは?和風庭園には“3つの考え方”があります
日本庭園にはどんな種類があるのでしょうか?枯山水・池泉庭園・坪庭など、和風庭園の特徴を造園のプロがわかりやすく解説。仙台の住宅に合う日本庭園の考え方も紹介します。
こんにちは〜
そろそろ梅雨入りかと思うくらい、どんよりした日々が続いていますね・・
雨天時での作業は、梯子や木に登った際に滑る恐れもあり、より一層気を引き締めて取り組んでいます
何よりも怪我無く安全第一に心がけることは仕事以外でも大切ですよね・・
そういえば、
前回GW中の余談をしてしまいましたが、
実は連休前に、お庭の雰囲気を変えて欲しいとのことで主に庭石移動ですが、ご依頼を受けて施工してきました!
その様子を少し紹介します🙇🏻♂️
はじめはこのような感じでした

少し分かりにくいですが、
動かす石はこのあたり、、
5,6体の大きな川石ですね

この川石はかなり重いため、
どのように動かすかというと、
「ぼんでん」と呼ばれる3脚を使い、吊り上げながら位置や向きをずらしていきます
このような感じ、

石を動かし、最後に下草の植栽や移植を加えて、完成がこちら💐

今回は松が中心となり引き立つように、更にお庭全体が締まるようにレイアウトしました!
この時期はお花のシーズンでもあったので、彩りがとても綺麗でさらに素敵なお庭になりました〜
庭いじりって我々作業している側も楽しんでいますし、完成した後のお庭を眺めることも心地良いことですね
では、長くなりましたが本題に入ります!
日本庭園には“種類”がある
前回は、日本庭園の魅力や基本についてご紹介しました。
今回は、「日本庭園にはどんな種類があるの?」というテーマです。
実は日本庭園には、いくつか代表的なスタイルがあります。
それぞれ考え方や雰囲気が異なるため、庭づくりでは“どんな空間にしたいか”を考えることが大切です。
住宅の庭でも取り入れやすいものがありますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 枯山水(かれさんすい)
水を使わずに自然を表現する庭
日本庭園の中でも有名なのが「枯山水」です。
白砂利や石を使い、山や川、水の流れを表現します。
京都のお寺をイメージするとわかりやすいかもしれません。
実際には水がなくても、
- 砂利の模様
- 石の配置
- 空間の余白
によって、静かな自然風景を感じられるのが特徴です。

現代住宅とも相性が良い
最近は住宅でも枯山水風の庭が人気です。
理由は、
- 管理がしやすい
- シンプルで美しい
- モダン住宅にも合う
からです。
特に仙台では、冬場の管理も考慮して「水を使わない庭」を選ばれる方が増えています。
ライトアップとの相性も良く、夜の雰囲気もとても綺麗です。
2. 池泉庭園(ちせんていえん)
水のある“景色を楽しむ庭”
池泉庭園は、池や流れをつくる日本庭園です。
自然の風景をそのまま庭に再現するようなイメージで、
- 池
- 飛び石
- 橋
- 灯籠
などを組み合わせながら空間をつくっていきます。

癒し効果が高い庭
水があることで、庭に動きが生まれます。
風が吹けば水面が揺れ、
光が入れば反射し、
音も生まれます。
この“自然の変化”が、日本庭園の魅力でもあります。
ただし住宅の場合は、
- メンテナンス
- 安全面
- 凍結対策
なども考える必要があります。
仙台では寒冷地仕様を考慮した設計が大切です。
3. 坪庭(つぼにわ)
小さなスペースでも楽しめる日本庭園
最近特に人気なのが「坪庭」です。
坪庭とは、小さな空間につくる日本庭園のこと。
例えば、
- 玄関横
- 中庭
- 建物の隙間
- 窓の前
など、限られたスペースでも施工できます。

“見る庭”として楽しむ
坪庭は、外に出て楽しむというより、
「室内から眺める庭」
としてつくられることが多いです。
そのため、
- 窓からの見え方
- 光の入り方
- 夜の照明
まで含めて設計します。
最近は和モダン住宅との相性も良く、仙台でも新築時に取り入れる方が増えています。
日本庭園は“和風すぎない”デザインもできる
「和風の庭にしたいけど、古い印象にはしたくない」
そう考える方も多いです。
最近は、
- 黒系の外壁
- シンプルな住宅
- モダンデザイン
に合わせた“和モダン庭園”が人気です。
例えば、
- 石を直線的に配置する
- 樹木を少なくする
- 余白を活かす
ことで、現代住宅にも馴染みやすい庭になります。
日本庭園は、実はかなり自由度の高い庭づくりでもあります。
庭づくりで大切なのは「暮らしとの相性」
庭は“見た目”だけではありません。
実際には、
- 手入れのしやすさ
- 駐車場とのバランス
- 子どもの動線
- 雪への対策
など、暮らしとの相性がとても大切です。
特に仙台では、
- 冬の積雪
- 落葉
- 日当たり
なども考慮しながら設計していきます。
「かっこいい庭」だけでなく、
“暮らしやすい庭”を考えることが、長く満足できる庭づくりにつながります。
日本庭園には、
- 枯山水
- 池泉庭園
- 坪庭
など、さまざまな種類があります。
そして最近では、現代住宅に合わせた“和モダン”な庭づくりも増えています。
大切なのは、「どんな暮らしをしたいか」に合った庭を選ぶこと。
広い庭がなくても、日本庭園の魅力は十分に楽しめます。
